エイジングケア化粧品の全て

自分に合ったエイジングケア化粧品を選ぶには?

あなたは、すでにエイジングケア化粧品をお使いでしょうか?

まだお使いになっていない方も、エイジングケア化粧品に興味がある方が多いのではないでしょうか。

最近では、デパートをはじめ、ドラッグストアなどでもたくさんのエイジングケア化粧品が販売されていますし、Amazonや楽天といったさまざまな通販サイトでも品揃えが充実しています。

だから、どんなエイジングケア化粧品を選んで使えばいいのか、かえって難しくなってきているといえます。

自分に合ったエイジングケア化粧品を選ぶには、エイジングケアやエイジングケア化粧品について理解を深めることが大切です。

そこで、この記事では「エイジングケア化粧品の全て」をテーマに、年代別の肌の状態やエイジングケア化粧品の選び方、さらに肌質別のエイジングケア化粧品の選び方から使い方までを幅広くご紹介します。

エイジングケア化粧品とは?

年齢を重ねるにつれ、今までの化粧品では潤いが足りなくなったり、肌悩みのケアに悩いいでいる方が多いのではないでしょうか。
いくつになっても、健やかで美しい素肌のままでいるためには、エイジングケア化粧品について理解を深め、毎日のスキンケアに取り入れていくことが大切です。
しかし、エイジングケア化粧品といっても、わかりにくいのが現状ですね。

化粧品の定義は、以下のとおりです。

『「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。』
つまり、医薬品のように薬効によって、「治癒」を目指すためのものではなく、「緩和な作用」で少しでもよい状態のお肌を導くためのものです。
また、「エイジングケア(Aging Care)」は、一般的な意味・定義では、「年齢に合わせたお肌のお手入れ」のこと。

男性であれ女性であれ、体やお肌は年齢とともに衰えます。
これが老化ですが、お肌では30代前後からシワやシミをはじめ、ほうれい線、毛穴のたるみや開き、くすみなどが目立ち始めます。
エイジングケアとは、加齢にともなう肌老化を意識して行うスキンケアや化粧品によるケアのことをいいます。

年齢によるお肌の変化とは?

エイジングケア化粧品を選ぶよりも先に、お肌のしくみやはたらきの基本を知っておくことがエイジングケアの実践に大切です。
まずは、お肌の老化の原因と年齢によるエイジングケア対策について知っておきましょう。

お肌の老化とは、「皮膚が本来持っている機能が劣化する」ことです。
現象面としては、お肌が水分や弾力を失い、ハリや潤い、艶がなくなる、「くすみ」「たるみ」「しわ」「ほうれい線」「しみ」などが目立ってくることです。
その原因はさまざまですが、エイジング(加齢)以外では、次の7つに分けることができます。
1)皮膚の乾燥
2)皮膚の菲薄化
3)紫外線による光老化
4)酸化(体や細胞のサビ)
5)糖化(体や細胞の焦げ)
6)女性ホルモンの減少
7)血管やリンパ管の老化
これらの7 つは、単独で起こることは少なく、加齢や生活習慣などが影響し、複数の原因が絡み合ってお肌や体の老化が進むのです。
そのため、こうした老化の原因にアプローチできるエイジングケア化粧品を選び、使うことが大切です。

また、30代、40代、50代と年齢でお肌は少しずつ老化するので、それぞれの年代に合わせてエイジングケアを考えることも大切です。

肌タイプを知ることも大切

肌質は、お肌の表皮の角質層の水分量と皮脂分泌量によって、普通肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌の4つのタイプに分かれます。

また、これら以外にも、乾燥肌がひどくバリア機能の低下が著しいお肌は敏感肌、顔のパーツで脂性肌と乾燥肌が混在するお肌を混合肌と呼びます。

年齢を重ねるごとに肌質は乾燥肌に傾きやすくなりますが、まずは自分のいまの肌質をしっかり把握することが大切です。

普通肌の方は、エイジングケア化粧品の選び方は自由度が高いといえます。

脂性肌の方は、ビタミンC誘導体化粧水など、皮脂をコントロールするエイジングケア化粧品が選択肢の1つです。

その他の肌質の方は、基本は刺激の少ないエイジングケア化粧品を選びましょう。

エイジングケア化粧品の正しい使い方

どんなによいエイジングケア化粧品を使っても、誤った使い方をしていては効果が期待できないばかりか、返ってお肌にとってマイナスになることもあります。
エイジングケア化粧品は、適量を正しく使いましょう。

◎化粧水の使い方

化粧水の成分の80%以上は「水」。

化粧水は、目元や口元などの乾燥やほうれい線などが気になる箇所に重ねづけしても、水を与えるだけになります。
与える水分が多すぎるとお肌に浸透しないどころか、水が蒸発する際に、お肌の水分まで道連れにするリスクがあります。
化粧水の重ねづけは避けましょう。
化粧水の適量は、500円玉程度。コットンを使ってもよいですが、強くパッティングしたり、擦りすぎには注意しましょう。

◎美容液の使い方
美容液は、手のひらに適量(10円玉程度)を出して両手に広げ、顔全体になじませましょう。

目元などの気になる箇所には重ねづけするのがポイントです。
美容液は、セラミドなどの保湿成分やエイジングケア化粧品成分が凝縮したものが多いので、気になる箇所に重ねづけしても問題ありません。
ただし、強く押さえたりこすったりするのは、NGです。

◎保湿クリームの使い方
保湿クリームは、適量を顔全体に伸ばし、手のひらで顔全体をやさしくハンドプレスします。
保湿クリームをつける場合も、お肌を強くこすったり擦り込むなどの刺激を与えないことが基本です。
顔全体に使うのではなく、目元や口元などの乾燥に弱い箇所だけに使うこともよい選択肢です。
ただし、40代を超え、50代、60代と年齢を重ねると、皮脂分泌量が低下し、天然の保湿クリームである皮脂膜が減ってきます。
潤い不足が気になってきたら、お顔全体に使いましょう。

まとめ

エイジングケア化粧品とはどのようなものをいうのか、また年齢によるお肌の変化をはじめ、肌タイプ別の選び方などを幅広く解説しました。
また、エイジングケア化粧品のアイテム別の正しい使い方についてもご紹介しました。
この記事「エイジングケア化粧品の全て」を参考にして、自分の年齢や肌に合ったエイジングケア化粧品で美肌をキープしてくださいね。